通所介護の入浴介助加算Ⅰ・Ⅱの違い|個別入浴計画とは何か
入浴介助加算には(Ⅰ)と(Ⅱ)があり、両者の違いは「利用者の自宅の浴室環境を踏まえた個別の入浴計画を作成しているか」にあります。ここでは制度の細かな数値ではなく、書類づくりに関わる考え方の違いを整理します。
入浴介助加算(Ⅰ)(Ⅱ)の基本的な違い
入浴介助加算(Ⅰ)は、入浴介助を行うことができる人員・設備のもとで、通所介護計画に基づいて入浴介助を行うことを基本とする加算です。入浴介助(Ⅱ)は、これに加えて、利用者の自宅の浴室環境を踏まえた個別の入浴計画を作成し、その計画に基づいて入浴介助を行うことが求められます。
個別入浴計画に書く内容
- 利用者の身体の状況(自宅での入浴動作の可否、介助の要否等)。
- 自宅の浴室環境(訪問等により把握した、浴槽・手すり・段差等の状況)。
- 通所介護での入浴の目標(自宅の浴室でできるだけ自立して入浴できることを目指す等)。
- 入浴の方法・介助内容(個浴/機械浴の別、介助の程度)。
個別入浴計画の記載例
自宅浴室は浴槽の縁が高く、またぎ動作に不安あり。通所での入浴時に、またぎ動作の見守り歩行訓練を組み合わせ、将来的に自宅浴室での自立を目指す。
よくあるNGと、その直し方
- NG1:自宅の浴室環境を確認しないまま計画を作る → 訪問等で把握した具体的な環境を記載する。
- NG2:入浴介助の方法だけを書いて目標がない → 「自宅でどうなりたいか」を1文で添える。
- NG3:加算Ⅰ・Ⅱの違いを職員間で共有していない → どちらを算定しているか、計画・記録で分かるようにする。
まとめ|浴室環境と目標をつなげる
入浴介助加算(Ⅱ)の要点は、自宅の浴室環境と、通所での入浴介助の内容をつなげることです。単位数や算定要件の詳細は改定のたびに変わるため、最新の基準・保険者の案内を必ず確認したうえで、計画には利用者ごとの具体的な状況を反映させましょう。
よくある質問
入浴介助加算ⅠとⅡの違いは何ですか?
入浴介助加算(Ⅰ)は、入浴介助を行うことができる人員・設備のもとで通所介護計画に基づいて入浴介助を行うことが基本要件です。加算(Ⅱ)は、これに加えて利用者の自宅の浴室環境を踏まえた個別の入浴計画を作成し、その計画に基づいて入浴介助を行うことが求められます。
個別入浴計画には何を書けばよいですか?
利用者の身体の状況、訪問等により把握した自宅の浴室環境、通所での入浴の目標、入浴の方法・介助内容を書きます。通所介護計画に入浴計画の内容を記載することで、別途の計画書作成を省略できる取り扱いがあります。
通所介護計画書の下書きを、選ぶだけで作成
入浴を含むサービス内容・目標を選ぶと、通所介護計画書の下書きが生成されます。個別入浴計画の記載にもお使いいただけます。